火災報知器お役立ち用語集

2021年11月13日

住宅用火災報知器(火災警報器)を理解していくうえで参考となる用語を説明しています。

火災報知器関連お役立ち用語集

移報接点

移報接点とは他の場所に設置してある機器(アラームなど)へ 信号を送信するために設けられている火災報知器内の端子のことです。
内部端子構造は製品により異なります。

移報接点
出典:総務省ホームページ
https://www.fdma.go.jp/
singi_kento/kento/items/kento257_26_sankou3-4.pdf)

dB デシベルとは

デシベル(dB)とは、音の大きさを表す単位のこと。
(最小の音に対して何倍の音であるかを対数で表したもの。)
おざっぱな計算式では、音の大きさ=log(測る音/最小の音)dbとなります。

(音の大きさの例)
木の葉がゆらぐ音 20dB
普通の会話の音  60dB
電話のベル    70dB
地下鉄の車内   80dB
工場の大きな騒音 100dB
ジェット機の騒音 120dB

HZ(ヘルツ)とは

音は空気の振動として伝わります。
この振動の単位はHZ(1秒間に振動する回数)であらわされます。

振動数(HZ)

【参考】panasonic周波数対応参考サイトへのリンクです。
各周波数帯(Hz)に応じた音を確認できます。

リチウム電池とは

マイナス極に金属リチウムを使用している電池で、以下の様な特性があります。
①電圧が高い(約3V)。
②長期間にわたって電圧が安定していて高寿命。
③温度に影響を受けにくい。
リチウム電池を使用している火災報知器の廃棄は、取り扱い説明書に記載されている手順に従う必要があります。

アルカリ電池とは

マイナス極に亜鉛、プラス極に二酸化マンガンを使用している電池で、電解質がアルカリ性の電池です。
マンガン電池に比べ長時間(5-10倍)に渡り大きな電流を流すことが出来ます。

フラットレスポンス機能とは

ホーチキ株式会社が開発した煙感知方式における火災の早期検出技術。
煙の種類の違いによる感度低下のばらつきを低減。

熱を感知するスポット型感知器

差動式スポット型感知器

住宅用火災警報器内部の空気の膨張具合により内部スイッチをONして火災を検知する。

熱により空気が膨張することを利用し、急な温度変化を感知する方式です。
火災の熱により火災報知器内の空気が膨張する割合を感知し、一定以上の膨張率の場合に作動する構造となっています。

作動式スポット型感知器

スポット型

感知器が設置されている一局所の熱が一定の温度のなると金属が膨張し火災を検知する。

熱によりバイメタルという金属が膨張(湾曲)することを利用し、一定の温度以上への温度変化を感知する方式です。
定温式火災報知器は、バイメタルが温度上昇により湾曲し、温度が一定以上となると接点と接触することにより作動することとなります。
 設置場所は、台所や煙が滞留する場所が適しています。
作動する温度は種類により異なりますが、65℃~のものがほとんどです。

煙を感知する光電式 イオン化式 火災警報器

イオン化式 火災警報器

通常は微量の放射性物質(アメリシウム241)が空気を電離させ火災報知器内にイオン電流を流しています。  火災報知器の中に煙の粒子が流入すると電流が減少し、火災の発生(煙の発生)が検知される方式の住警器です。

現在は型式認定されておらず使用できません。
また、放射能を含むため勝手に廃棄することはできず、メーカーにより回収が行われています。

現在は、イオン化式より光電式火災警報器が推奨されています。

光電式 火災警報器

感知器の内部に入った煙が、発光部から出る光を乱反射させ、それを受光部へ通電させることで煙の発生を感知させる仕組みです。

光電式煙感知住警器模式図。

光電式住宅用防災警報器の感度(1種 2種)

住宅用防災警報器及び住宅用防災報知設備に係る技術上の規格を定める省令(光電式住宅用防災警報器の感度)第七条 
光電式住宅用防災警報器の感度は、その有する種別に応じ、K、V、T及びtの値を次の表のように定めた場合、次の各号に定める試験(次項において「光電式住宅用防災警報器の感度試験」という。)
に合格するものでなければならない。

種別
一種二〇以上四〇以下六〇
二種一〇

 Kは、公称作動濃度であり、減光率で示す。
この場合において、減光率は、光源を色温度二千八百度の白熱電球とし、受光部を視感度に近いものとして測定する。
 作動試験
一メートル当たりの減光率一・五Kの濃度の煙を含む風速Vセンチメートル毎秒の気流に投入したとき、T秒以内で火災警報を発すること。
 不作動試験 
一メートル当たりの減光率〇・五Kの濃度の煙を含む風速Vセンチメートル毎秒の気流に投入したとき、
t分以内で作動しないこと。
出典:e-Govポータル (https://www.e-gov.go.jp)

国家検定型式番号 住警について

【備考】
平成24年度(平成25年3月末)をもって鑑定、認定及び性能鑑定(以下「旧鑑定等」という。)を廃止して、平成25年度から受託評価業務を開始したことに伴って、旧鑑定等で付与された型式番号(以下「旧型式番号」という。)については、平成25年度中に、受託評価業務に係る型式番号(以下「新型式番号」という。)に移行されています。

日本消防検定協会HP 感知器 型式番号一覧でご確認ください

【旧認定で付与された型式番号の製品への表示】
【旧性能鑑定で付与された型式番号の製品への表示】

・平成24年以前に製造された製品には「鑑○第○~○号」と表示されています。
・平成25年~平成26年に製造された製品には「鑑○第○~○号」又は「品評○第○~○号」と表示されています。
・平成27年以降に製造された製品には「品評○第○~○号」と表示されています。
平成24年度(平成25年3月末)をもって鑑定、認定及び性能鑑定(以下「旧鑑定等」という。)を廃止して、平成25年度から受託評価業務を開始したことに伴って、旧鑑定等で付与された型式番号(以下「旧型式番号」という。)については、平成25年度中に、受託評価業務に係る型式番号(以下「新型式番号」という。)に移行されています。
したがって、当協会のホームページ上の型式承認一覧には、旧型式番号は移行後の新型式番号を掲載していま
す(受託評価への移行対象とならなかった品目については、旧型式番号を掲載しています)。

【旧鑑定等で付与された型式番号の製品への表示に関する注意事項】


・平成24年以前に製造された製品には「鑑認○第○~○号」と表示されています。
・平成25年~平成26年に製造された製品には「鑑認○第○~○号」又は「認評○第○~○号」と
表示されています。
・平成27年以降に製造された製品には「認評○第○~○号」と表示されています。
・平成24年以前に製造された製品には「鑑特第○○○号」と表示されています。
・平成25年~平成26年に製造された製品には「鑑特第○○○号」又は「特評第○○○号」と表示さ
れています。
・平成27年以降に製造された製品には「特評第○○○号」と表示されています。

出典:日本消防検定協会(https://www.jfeii.or.jp/)

panasonic独自の「AiSEG(アイセグ)2」

AiSEG2 は、IoTやAIに対応し、家庭のさまざまな機器と連携しコントロールする機能のことです。
panasonic独自の AiSEG2 を搭載した住警器は、外出中でも、電池の消耗や火災警報元の特定ができます。
( AiSEG2 機能は panasonic 住警器すべてに搭載されているわけではありません。)

取り付けベースの固定

電池式住警器を壁に固定する場合、付属取り付けベースを壁に固定するために取付ネジが付いてきます。

壁にネジで固定する場合は、壁裏センサーなどで壁裏に柱など固定出来る部材が存在することを確認の上作業に入りましょう。

10年経過して生産終了となった製品もあります

交換の際は、電池交換だけで可能か、100V取り付けベースの交換のみで住警器本体(センサー部)の交換は必要かどうかを確認し、後継機の販売の有無を確認してなるだけ費用をかけずに交換しましょう。