10年目に自分で行う住宅用火災報知器(警報器)の点検 整備

2023年2月1日

住宅用火災報知器(警報器)の寿命は10年がほとんどです。

住宅用火災警報器の寿命はほとんどの製品が10年です。
2011年5月に全世帯の住宅用火災警報器の設置が義務化されてから、2021年で10年経ちました。

この機会に一度点検やメンテナンスを行ってみましょう。

火災報知器の点検整備は自分で簡単に行うことができます。

点検方法

一般的には、点検用ボタンを押下するか点検用のひも【注】を引くことで点検できます。

点検方法は、製品によって異なりますので、製品購入時についてくる取扱説明書をご確認ください。

出典 東京消防庁
URL https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-ueno/images/jyukeiki2.pdf

故障警報音:「ピッピッピッ、故障です」
電池切れ警報音:「ピッ、電池切れです」

製品が独自で自動試験を行う製品もあります。

単独テスト

【注】点検用のひもが付属していない製品もありますので、購入時に確認しましょう。

けむり当番点検方法とメンテナンス

熱当番点検方法とメンテナンス

ヤマトプロテック住警器 けむピー(YSA-310JP)点検方法とメンテナンス

通信テスト

パナソニック けむり当番 ねつ当番 ワイヤレス連動やホーチキハイガードSS2LRAシリーズなどの ワイヤレス連動 火災警報器には、単体テストの他にワイヤレスでグループ化された機器内の通信テストがあります。

ワイヤレス連動式火災警報器

パナソニック けむり当番 ねつ当番 ワイヤレス連動 テスト

(品番 SHK6410KP けむり当番 親器 品番 SK6420KP けむり当番 子器 品番 SHK6620P ねつ当番 子器 品番 SHK6902KP けむり当番 親器・子器セットなど)

手順
警報停止ボタンを押す。

通信エラーの場合
「ピッピッ、電波が受信できません。」と音声通知される

対処
親機からの通信距離確認(水平見通し距離で約100mの制限があります。)
パソコンや電子機器の電波ノイズを受けていないか確認。(新設した機器のレイアウトを変えてみる。)

ホーチキハイガードSS2LRAシリーズ

手順
通信グループ内の任意の火災警報器のテストボタンを 「ピッピッ 」となるまで約3秒間長押しする。
「通信テスト中です」と音声通知がされ通信テストが開始される。
正常通信ができた火災警報器からは、「通信テスト中です」と音声通知がされる。

通信エラーの場合
動作表示灯が点灯していない火災警報器を探す。
操作した火災警報器と、正常通信できた火災警報器から 「ピッピッ、通信テスト異常です。別の警報器を確認してください」と音声通知される

対処
通信異常の場合、 他の警報器との距離を近い状態にして再度確認してください。 エラーが続く場合は、故障が考えられます。